- 家庭用包丁は、いかに手間がかからないかが重要
- よい包丁を買う
- テレビショッピングにまどわされるな
- 研げば切れるのは当たり前
- はがね(鋼)はよく切れるが錆びる
- 程良い重さで快適に料理
- ミソノUX10がベスト
- 1本買うなら三徳包丁18cm
- もう1本買うならペティナイフ13cm
- 2本同時に買うなら牛刀21cmもあり
- まとめ
家庭用包丁は、いかに手間がかからないかが重要
家庭用の包丁選びは難しいですよね。売り場に行けば同じサイズの包丁が何種類もあります。
初心者には何を基準に選べばいいのかわかりません。試し切りもできないですし。おそらくパッケージの印象とか、切れそうな名前とか、値段なんかで決めている方が多いのではないでしょうか。
包丁はちゃんとしたものを買えば一生使えます。そしてちゃんとしたものでなくても、一生使えちゃいます。だから包丁選びは難しいんです。
包丁ってそう買い替えるものではないので、なんとなく選ぶと後悔しますよ。
よい包丁を買う
初心者の人は変な包丁に当たってしまうと、その包丁の切れ味が当たり前だと思って、悪い包丁であることに気がつかないんですよね。
楽しい料理にはよい包丁が必要です。切れない包丁ではおいしい料理も作れないんです。よい包丁で切ればパンもつぶれないし、刺身も角がピシッとします。イライラしないし無駄な力が入らないから安全です。
よく切れる包丁で力を入れない切り方をマスターして、安全に料理をしましょう。
テレビショッピングにまどわされるな
やっぴーには衝撃的で忘れられないテレビショッピング番組があります。すごい切れ味の包丁セットというよくある商品なんですが、「なんと、今なら中村孝明の包丁セットが付いてこのお値段。」ですよ。包丁セットのおまけが包丁セットって包丁だらけになるじゃないですか。
それはさておき、テレビショッピングの包丁紹介ではトマトがスパッ、魚がスパッ、パンもスパッと、何でもスパスパきれちゃう様子を見せつけてくれます。
でもそんなことに惑わされちゃいけません。
研げば切れるのは当たり前
どんな包丁も研いだばかりだとよーく切れるんです。100円の包丁でも研いだ瞬間はよく切れるんです。問題はその切れ味がいつまで続くかなんです。安かろう悪かろうの包丁だと、研いでもすぐに切れなくなります。
研がなくても切れ続けるのが家庭用のよい包丁です。包丁を研ぐのってめんどうですよね。忙しいのに包丁なんて研いでられないって思いませんか。
はがね(鋼)はよく切れるが錆びる
はがねは鉄です。鉄の包丁はよく切れますが、すぐ錆びます。よって家庭用には不向きです。そうなると家庭用にはステンレスの包丁を選ぶことになります。
程良い重さで快適に料理
包丁って切れ味以外にも、重さとそのバランスがが結構大事なんです。程良い重さでバランスの良い包丁だと、料理もサクサク楽しく進みます。
ミソノUX10がベスト
家庭用にはミソノという会社のUX10という包丁がぴったりです。
ミソノは刃物で有名な岐阜県関市にあります。その包丁は多くのプロが使用しています。
ステンレス
この包丁はステンレスを使用しているので錆びないのに、はがね並みの切れ味です。ステンレスの包丁は切れ味がいまいちのものが多いのですが、UX10は切れ味抜群です。ここまで切れれば、はがねの包丁を選ぶ必要はありません。
長切れ
そして驚くほど切れ味が長持ちします。
並みのステンレス包丁とUX10を同じように研いで使うと、並みのステンレス包丁は2週間でかなりイライラするくらい切れ味が落ちますが、UX10は3カ月後でもそこまでは切れ味が落ちません。
研いだばかりの鋭い切れ味ではありませんが、よく切れる包丁としての切れ味は、相当のあいだ研がなくてもずっと続きます。
バランス
またUX10は程良い重さとバランスで、料理をしても疲れにくいんです。
まさに三拍子そろった家庭用に最適な包丁です。
1本買うなら三徳包丁18cm
これさえあればまぁ大概の料理は何とかなります。価格が2万円として、60年使ったら1年あたり333円、1日1円です。この1円で料理がおいしく楽しくなります。研いでいるとだんだん小さくなりますが、一般家庭ではそれほど小さくなることはないでしょう。
気を付けるのは冷凍品や、太い骨、殻などを切ろうとしないこと。包丁が傷んでしまいます。よく切れることとなんでも切れることは違います。
もう1本買うならペティナイフ13cm
実はペティナイフを使いだすと、この包丁がメインになってしまうことが多いんです。そのくらい使いやすいサイズです。
13cmあればほとんどの食材を処理できます。ペティナイフで切れないものを三徳包丁で切ることになります。
一番便利な包丁ですが、これ1本というわけにはいかないので、どうしても三徳包丁が先になります。でもいつか買おうと思っているなら、早く買った方がいいです。なぜなら一生使えるので、同じ値段で長く使えることになります。
2本同時に買うなら牛刀21cmもあり
一度に2本買ってしまう場合なら、13cmのペティナイフに加えて、三徳包丁18cmの代わりに牛刀21cmでもいいでしょう。
3cmの差ですが、刺身や大きな野菜、肉の塊などがずっと切りやすくなります。
家庭用キッチンの包丁差しは、18cmまでの対応の場合があります。21cm以上の場合は刃先が包丁差しからはみ出すことがあるので、ご注意ください。
24cmの牛刀は初心者・初級者には不要です。
ちなみにやっぴーは3本とも使っています。奥さんが21cmは長すぎるということなので、18cmの三徳包丁をメインにしています。
まとめ
- 初心者ほどよい包丁を選ぶ。
- 錆びないステンレス、切れ味が長持ち、程良い重さが大切。
- ミソノのUX10がぴったり。
- 最初に三徳包丁を買い、次にペティナイフを買う。